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2015年2月6日金曜日

山下隆博写真展「これまでのつづき」

space dike(スペース・ダイク)では、2015年2月6日(金)から2月18日(水)まで、山下隆博写真展「これまでのつづき」を開催します。


  2011年3月11日、東日本大震災によって福島第一原発は過去最大とも言われる程の原子力災害を引き起こした。人が住む事を許されない土地の誕生によって浮き彫りになったのは、人々を隔てる壁だ。
  それは以前から確実に存在したはずだ。国が定めた正確な区分とは違う人の気持ちに寄り添った感情の壁が。住む場所や理念、人間関係など様々な要因によってその壁は形を変えて存在している。
  その壁を壊すことは不可能に思える。しかし、その壁を理解することによって小さな穴が開くのだと私は信じている。
  これまで、そしてこれから私が取り組んでいく原発問題の総括的な展示を行います。
  故郷、福島と東京、インドにフランス、そして、新たな試みとして取り組んでいる日本全国の原発立地地域を見る「眺めのいい所(仮)」などより新旧作を混ぜての実験的な内容になります。
山下隆博

山下隆博写真展「これまでのつづき」

会期 | 2015年2月6日(金) - 2月18日(水)
会場 | space dike
住所 | 111-0021 東京都台東区日本堤2-18-4
道程 | 東京メトロ日比谷線 三ノ輪駅3番出口 徒歩5分
          都電荒川線 三ノ輪橋停留所 徒歩7分

火水金 | 15:00-20:00
土日祝 | 13:00-19:00
月木     | 休み
入場料 | 300円

http://spacedike.blogspot.jp/
https://twitter.com/spacedike/

トークイベント
「地理、季節、人々---」
   2月11日(水・祝) 17:00-
   参加費 | 500円+1ドリンクオーダー
   大日方欣一(フォトアーキビスト)
   山下隆博

「彼我の時間」
   2月14日(土) 17:00-
   参加費 | 500円+1ドリンクオーダー
   川村庸子(undō代表/編集者)
   馬場智行(写真家)
   山下隆博


■関連イベント
馬場智行写真展「ACRYL」
https://www.facebook.com/events/1553057628244653/

会期 | 2015年2月6日(金) - 2月17日(火)
会場 | undō
          〒116-0014 荒川区東日暮里1-5-9
   http://minowa-undo.tumblr.com/

トークイベント
「彼我の距離」
   2月7日(土) 19:30-
   参加費 | 500円+1ドリンクオーダー
   鳥原学(写真評論家/写真研究家)
   馬場智行(写真家)
   山下隆博

■プロフィール
山下隆博

1984年北海道生まれ
2005年日本写真芸術専門学校二部卒業
現在は東京を拠点に、インドの社会問題や河川環境、原発問題などを主な題材として活動をしている。

主な個展
2014年"心の温度"ニコンサロン/東京、大阪
2013年"UMIYAMAYUKINO"キチジョウジギャラリー/東京
2012年"多摩川をなぞる"Place M/東京
2012年"わすれて、わすれないで、"TAPギャラリー/東京

主なグループ展
2014年"川崎発、写真の未来展"川崎市市民ミュージアム/神奈川
2014年"Jamais aussi Proche"Galerie T/パリ
2014年"リフレクション"Place M、M2 gallery/東京
2014年"Xishuangbanna Foto Festival 2014"西双版納(シーサンパナ)/中国
2013年"Madurai Photography Festival 2013 "マドゥライ/インド
2011年"第4回写真「1_WALL」展"ガーディアンガーデン/東京

主な出版物
2014年"吹雪の日/凪の海"Libro Arte
2014年"二十二世紀写真史"A組織/掲載参加
2013年"RÉVÉLATIONS"Le Lézard Noir/掲載参加
2010年"この流れの彼方-多摩川"私家版