English version is below.
先日、仲間と二日間の録音旅行に出かけた。
初日はずっと雨が降っていて、滞在していた家の天井からは、絶えず雨音が聞こえてくる。それで、外を見なくても、雨が降っていると認識する。
翌朝、雨はすっかり上がっていて、窓を開けると、鳥たちのさえずりが聞こえる。せっかくなので録音しておこうと、レコーダーを回す。
しばらくして録音を止め、それをスピーカーで聴いていると、散歩に出ていた仲間が帰ってきて、まだ鳥が鳴いているのかと不思議そうに言う。
再生を止めると、すでに鳥たちは鳴いていなかった。
見ていることと、聞こえてくる音が一致しないとき、音の存在について考える。
2019年6月
浦裕幸
浦裕幸 展 「Not(a) Fantasma」音(きこえる/きこえない/みえる/みえない)の展示
【会期】 2019年7月12日(金) - 15日(月祝)、19日(金) - 21日(日)
【開廊】 金 16時〜20時 土日祝 13時~19時
【会場】 space dike
〒111-0021 東京都台東区日本堤2-18-4 [地図]
東京メトロ日比谷線 三ノ輪駅3番出口 徒歩5分
https://spacedike.blogspot.jp/
https://twitter.com/spacedike/
※最新情報は、space dikeのツイッターでご確認ください。
【入場料】 300円
【トークイベント】※トーク中は展示をご覧になれません。ご了承ください。
7月14日 (日曜) 18時〜
出演 : 金沢健一 (彫刻家)、浦裕幸
観覧料:600円 (展示入場料込み) + 1ドリンク(300円~400円)
※浦裕幸によるミニコンサートあり
【座談会】
7月20日 (土曜) 18時〜
出演 : space dike(畔柳寿宏、畔柳佐季子)、浦裕幸
参加費:展示入場料+ 1ドリンク(300円~400円)
【プロフィール】
浦 裕幸(うら ひろゆき)
1984年東京都生まれ。主に実験的な分野での作曲・演奏を行うほか、サウンドインスタレーションの展示、彫刻家、映像作家、ダンサーとのパフォーマンス、海外ミュージシャンの来日公演の企画など、音楽を通じて国内外の様々なアーティストと交流がある。 これまでの主な展示に「Scores 金沢健一+浦裕幸」(ギャラリーなつか/東京、2018年)、「ゴーストノート」(おみせ/東京、2017年)、「群馬青年ビエンナーレ」(群馬県立近代美術館/群馬、2012年)、「普段考えていること」(MASUII R.D.Rギャラリー/埼玉、2011年)など。
http://www.ura.two-lines.org
Hiroyuki Ura exhibition "Not(a) Fantasma" Sound installation (Audible/Inaudible/Visible/Invisible)
[Period]
12th (Fri.)-21st (Sun.) July 2019
[Open Hours]
12th (Fri.) 16:00-20:00
13th (Sat.)-15th (Mon.) 13:00-19:00
16th (Tue.)-18th (Thu.) Closed
19th (Fri.) 16:00-20:00
20th (Sat.)-21st (Sun.) 13:00-19:00
[Venue]
space dike
2-18-4, Nihonzutsumi, Taito-ku, Tokyo
Nearest stations: Tokyo Metro Hibiya Line Minowa Sta. (5 min.)
https://spacedike.blogspot.jp/
https://twitter.com/spacedike/
[Admission fee]
300 yen
[Talk by artist]
14th July (Sun.) 18:00-
Kenichi Kanazawa (Sculptor), Hiroyuki Ura
Fee: 600 yen (include admission fee) plus drink (300 yen-400 yen)
*We have small concert by artist.
[Talk with artist]
20th (Sat.) July 18:00-
space dike (Toshihiro Kuroyanagi, Sakiko Kuroyanagi), Hiroyuki Ura
Admission fee plus drink (300 yen-400 yen)
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